9th princeキャストインタビュー 〜かえるの王子様編〜

――収録のご感想をお願いします。

鈴村健一(以下、鈴村)◆神崎薫役
「ついに回ってきたお当番回ということで、
 台本をいただいた時に『やっぱり喋るよなぁ』と、
 かなりの分量で面食らいましたが、なんとか無事に終わって良かったです。
 今、お腹が鳴っています(笑)」
緑川光(以下、緑川)◆月城仁役
「巻末のフリートークの中でもお話させていただいたのですが、
 今回は主人公(神崎薫)の仲間という立ち位置で、
 お当番回のアラジン編での主人公との関係があったからこそ寂しい…と言いますか、
 軽くしょんぼりしながらやらせていただきました。
 自分のお当番回があるので良いのですが、それも大分前だなと思いまして…(笑)
 前回の白鳥編よりも寂しさは減ってはおりますが、正直このような気持ちでした(笑)」
石田彰(以下、石田)◆白鳥奏役
「王立王子学園一年生の友達三人のそれぞれメインの回が出揃いました。
 やっとこれでみんな対等になったなと思いました」

――神崎薫に対してのご感想をお願いいたします。

鈴村
「非常に若々しかったです。先輩とのお話でしたから、
 姉さん女房ぶれる感じがいいのかもしれないなぁと思いました。
 幼くて可愛らしかったのではないでしょうか。僕、38歳ですけれど(笑)」
緑川
「前の二人(月城仁、白鳥奏)よりは、分かりやすいキャラクターなので好きです。
 年齢的に面倒くさいキャラクターと一緒に居るのはしんどいなと思うようになってきましたので、
 ちょっといじるぐらいでも面白そうな彼が、三人の中では一番好印象です」
石田
「賑やかでいい子だと思います。
 ちょっと子どもっぽいと言えば子どもっぽい人ですが
 クラス何十人と居ればいろんな人が居ますからね。
 そんな彼と奏が友達だというのが少し不思議な感じがしますが、
 薫はとてもいいキャラクターだと思います」

――今回、薫は雨が好きという設定が出てくるのですが、
ご自身が好きな天気とその理由をお願いいたします。


鈴村
「僕は雨が嫌いですね。
 ただ、東京に出てきてから特にそうなのですが、昔から雨に降られません。
 例えば自分のライブの日が雨になったりすることが最近よくあるのですが、
 僕が会場入りする時と、僕が会場を出る時だけぴったり雨が止んで、
 ライブ前の客入れの時だけ雨を降らすという必殺技を持っています。
 皆さんにご迷惑をおかけしてしまうので…そういうのも含めて雨が嫌いです」
緑川
「寝る時に降っている、しとしととした雨が好きです。落ち着くからでしょうか。
 でも、昼間に降られるのは荷物が増えるので嫌です。
 土砂降りも嫌いではないですが、やはり静かに聞こえるしとしと感がいいですね」
石田
「濡れたくはないので、晴れている方が好きです」

――風邪を引いたときに食べたくなるものはありますか?

鈴村
「焼肉です。子どもの頃、
 喘息を持っていたので風邪を引くと肺炎になったりしていたのですが、
 一度も食欲が落ちたことがないというのが取り得でした。
 食欲が落ちないということで、生きながらえてきたのでしょうね。
 ちょっと調子が悪くなったり、具合が悪くなると、
 ものすごく血や骨に変わる成分のものを食べたくなります。
 その中でも特に具合が悪くなると、焼肉を食べに行くという風潮が僕の中にはありますね」
緑川
「なんでも食べたいです。風邪の時はおかゆや林檎をすったものなど、
 消化に良いものを食べなければいけないだろうなとは思いますが、
 具合が悪くても食欲が落ちることがないので、普通の食事が食べたくなります」
石田
「食べなければいけないのは分かっているので何か食べようとするのですが…、
 なかなか食べたくなるものはないですね」

――ドラマだと、桃の缶詰やバナナなど出てきますが。

石田
「消化やカロリーを取りやすいという意味合いを含めてだとは思いますが、
 僕が子どもの頃は、風邪を引くとバナナを持ってこられました」

  ――最後に、リスナーへメッセージをお願いします。

鈴村
「3キャラ出てきたこの一年生シリーズが
 いよいよ3人順繰りメイン回を終えて、僕も何かの達成感を感じているところです。
 皆さんも是非、まとめて3本聴いていただければと思います。それでは、さようなら」
緑川
「持ち回りで対ヒロインのキャラクターが変わり、
 自分のやっているキャラクターのポジションが変わるという作品は珍しかったので、
 個人的にとても興味深くやらせていただきました。
 普通なら友達にならなさそうな三人なのですが、意外と深いところで繋がっているのは見ていて楽しかったです。
 出来たら一作品だけではなく、みんな聴いていただけると、
 より自分のお気に入りのキャラクターがこういう面も持っているんだ、
 ということが分かって楽しいと思いますので、是非是非すべて聴いていただけると嬉しいです。
 どんなことでも良いので感想もお聞かせください」
石田
「これで三人分出揃いますので、是非ともお聴きいただければと思います。
 かえるの王子様編、いよいよ発売になります。
 よろしくお願いいたします」



――ありがとうございました。





8th princeキャストインタビュー 〜白鳥の湖の王子様編〜

――本日の収録のご感想をお願いいたします。

石田彰(以下、石田)◆白鳥奏役
「白鳥奏というキャラクターを表現すること、
 また、白鳥奏という性格の人間が主人公の女の子と関係を深くしていくことを、
 CD一枚で収まる分量で表現するためには、色々とはしょっていかなければならない部分もあると思います。
 それを追いかけることが大変でした」
緑川光(以下、緑川)◆月城仁役
「キャラクターのタイプ的に飄々としていて僕は好きなので、
 再び演じることが出来て楽しかったです」
鈴村健一(以下、鈴村)◆神崎薫役
「非常にスマートに、かつダイナミックに収録が終わり、ほっとしています」

 ――白鳥奏に関して、ご感想をお願いいたします。

石田
「裏表があって、表面的には面倒見のいいのを装っていて、
 そうじゃないところが本心という設定です。
 今回、白鳥奏目線のドラマということもあり、ほとんど本心の方ばかりで
 表の顔が出てこないので、表の顔の設定は無くても一緒じゃないかという気がしました(笑)」
緑川
「面倒くさいキャラクターですね(笑)
 彼に好意がある女性ならば、ツンツンしちゃって子どもっぽい人、
 という捉え方をするのかもしれませんが、同性から見ると正直面倒くさいなと思います(笑)」
鈴村
「裏表があるというキャラクターですので、
 きっと人は誰しも裏表があるのではないかという問題定義を感じるキャラクターです。…嘘です(笑)
 劇団の跡取りという設定が、なかなか痛快な設定だなと思いました。
 劇団の跡取りは日本中探しても居ないのではないでしょうか。
 僕の中で彼は、旅一座上がりの設定になっています」

――友達にはなれそうにないタイプですか?

石田
「友達になる・ならないで判断する時に、表から入るのであれば
 『こいつ、裏があるんじゃないか?』といった不信感が生まれるかもしれないですが、
 本心ばかり聞いていると『こいつは、はっきり・さっぱりとしていていいかもしれないな』と思ってしまいます。
 だから、僕に対して表の顔とか使わなければ友達になれるのではないでしょうか」
緑川
「いえ、そういうことではないですが、出来ることならあまり関わりたくないです。
 同性に好き好んでツンツンされたいわけではないですから(笑)」

――白と黒選ぶならどちらですか? また、その理由は?

石田
「白です。理由は特にないです」
緑川
「広い意味で考えるならば白でしょうか。
 白の方が正義という感じがしますから。
 正義か悪かで考えた時に、悪という程、黒い人間でもないですし…。
 どちらかと言えば、平和がいいなと考える人間ですので、広い意味で白がいいかなと思います」
鈴村
「難しい質問ですね! どちらが好きかというのはあまりないです。
 どちらも好きですが、服を選ぶ時に細く見えるので、黒を選んでしまいます。
 用途によって使い分けていきたいですね」

――演劇・歌舞伎・オペラなど、舞台上でやっているもので観に行くならどれが好きですか?

石田
「演劇です。歌舞伎は料金的にも敷居が高いですし、
 オペラは観に行くために知識が必要だからです」
緑川
「もし選べるとしたらミュージカルですが、この三択の中では演劇です。
 歌舞伎は少し難しいですし、オペラも畏まっていて
 肩が凝ってしまうので演劇で楽しんだ方が良いかなと思います。
 ただ、芝居を観に行くと、自分もやりたいなと思ってしまう可能性があります。
 しかし、実際問題、芝居をするのには時間が足りず、
 楽しいのですがストレスが溜まってしまう可能性がありますので、
 ミュージカルの方が普通に楽しめると思います」

――ミュージカルはやろうとは思わないのですか?

緑川
「思わないです、無理です(笑)
 ですので、そこが普通に楽しめるところかなと思います」

――緑川さんのように、演劇を観に行くとやりたくなってしまう、ということはありませんか?

石田
「気持ちはわかりますが、それで観たくなくなるということはないです。
 それならばオペラの方がいい、とはならないですね。
 やりたくなっても、やる、やらないは自分の意思ですからね」
鈴村
「どれも好きです。それぞれ見所がありますし、
 どれも勉強になりますので、どれが好きというのを選ぶのは難しいです。
 ひとつには決められないので…、落語で(笑)」

――一番よく行かれるのは?

鈴村
「割と雑食なので順繰り全部行きます。
 昔はミュージカルが何故突然歌いだすのかわからない!と思っていた時期もありましたが、
 観てみると意外と良いものでした。なので、全部好きです(笑)」

――リスナーさんへのメッセージをお願いいたします。

石田
「東京都北区にあるであろうこの学園に入学した気分になれると思いますので、
 是非、今回のお話もお聴きください」
緑川
「一本目をもし聴いてくださる方がいらっしゃいましたら、
 二本目での月城仁くんのポジションはいかがでしたでしょうか。
 感想などお聞かせいただければと思います。
 また、三本目は違った感じで二人と絡むと思うので
 是非是非、最後までよろしくお願いいたします」
鈴村
「今回は、ピアレスガーベラ所属の石田彰さんがメインのお話でした。
 白鳥さんの美しい声に、皆さんの胸が撃ちぬかれて欲しいなと思います。
 本日の収録で、一番キュンときた薫の台詞は『おセンチ』でした。
 久しぶりに聞く単語でした。めちゃくちゃ死語だと思います。
 そういった単語がさらっと出てくるあたりがオススメポイントです。
 是非、お聴き逃しのないように。
 『おっ!』と引っかかりを持って聴いていただければと思います」



――ありがとうございました。





7th princeキャストインタビュー 〜アラジンと魔法のランプの王子様編〜

――本日の収録のご感想をお願いいたします。

緑川光(以下、緑川)◆月城仁役
「台本をチェックしていた時に、台詞が読みやすいと思いました。
 実際に収録で声を出してみたらやりやすく、とても助かりました」
石田彰(以下、石田)◆白鳥奏役
「『王立王子学園〜アラジンと魔法のランプの王子様〜』ということで、
 もっと王子様っぽいキャラクターが前面に押し出されるかと思っていましたが、
 普通の学園モノの方に寄っている作品だなという印象を受けました。
 今回は緑川くんが演じている月城仁がメインとなり、
 先輩との恋をどのように展開させていくのかというお話でしたが、
 僕の演じる白鳥奏は、憎まれ口も叩くけれど、仁のクラスメイトとして、
 二人のことを気にしているというポジションで、ちょうど良い感じに喋らせていただきました。
 この先、自分のメインの番が回ってきたら、その時どうしようかということも少し考えましたが、
 今日のところは自分の番のことは考えずにいこうと収録に臨みました」
鈴村健一(以下、鈴村)◆神崎薫役
「緑川さんのような声の人をグリリバと言うのだと聞きました。
 元祖グリリバ声の緑川さんと今回一緒に収録が出来ず、残念ではありましたが、
 僕の頭の中で過去何度も聞いてきたグリリバ声とストーン彰声を創造しながら収録に臨みましたので、
 きっとお二人に僕の思いが届いているのではないかと思います」


――月城仁に関して、ご感想をお願い致します。

緑川
「ものすごいスピードで色々悟ってしまったが故に、
 あのような感じになってしまったのが、逆にかわいそうだなと思います。
 大人っぽくてかっこいいと傍にいる女性陣は思うのかもしれませんが、
 本人的にはそれはポーズであって、
 実際そうなりたかったわけではないということころで、
 哀愁漂ってる感じがしますね」
石田
「学園の純白のマドンナを自分の色に染めてやったら面白いだろうという高校生にあるまじき方向性と、
 とんでもないプレイボーイっぷりを発揮しようとしてくれていて、
 『何たる不埒な! 高校生だろお前は!』と、少し思いました(笑)
 自分が高校生だった時よりも時代は大分変わっていると思いますし、
 今どきの高校生のことはわからないのですが、すごいなぁと思いました」
鈴村
「皆さんの期待を一手に受けた決してブレることのないドSというキャラクターがいいと思います。
 この間壁ドンという言葉を初めて教えてもらったのですが、ドSの人は壁ドンをすると伺ったので、
 グリリバ声で壁ドンをするのは似合うだろうなと想像していました。
 これからも壁をドンドンやって、建て壊しの建築物をどんどん壊してもらいたいです。
 そんな仁くんで居て欲しいなと思います」

――かっこいいキャラというよりは大人にならざるを得なかった感じですね。

緑川
「そうですね。でも、そうやって
 背伸びしてるのがかっこよく見えたりする時ですからね」

――石田さんからすると「けしからん!」といった感じでしょうか。

石田
「けしからんというよりは、そんなことをしている人が恐らくいなかったと思います。
 付き合う女性を俺色に染めてやるぜ、という考えをする人自体が稀だと思いますので、
 すごいなぁと思います」


――この世に願い事が一つだけ叶うランプがあったら、何を願いますか?

緑川
「僕は子どもなので、何でも叶えることが出来るランプをくださいと願います。
 いつでも好きな時に願いを叶えることが出来るランプをくださいって、言うだけ言ってみます(笑)
 もしかしたら叶うかもしれませんので(笑)」
石田
「不老不死です。
 そんなに長生きしてどうするんだというのはありますが、
 とりあえず一つだけ願うのだとしたら不老不死ですね」
鈴村
「よく言っているのですが寝ないでいい身体が欲しいです。
 僕は誰よりも早く眠れてしまうぐらい寝つきがよくて、皆にうらやましがられますが、
 寝たくない時に寝なければいけない自分の身体が嫌いなので、
 寝なくていい身体をランプの精に頼みたいです。
 ランプの精もびっくりするでしょうね」


――仁と主人公が一緒に服を買いに行くシーンがあったのですが、
つい買ってしまう洋服の色はありますか?


緑川
「なんとなく無難な色に走る傾向があります。
 色があるのは可愛いと思いますが、
 はたして他の服と合わせられるのかと考えてしまうので、黒っぽいものを選んでしまいがちです。
 でも、なるべくそうならないように気をつけてはいます」
石田
「この色だからつい買ってしまう、というのはないですね。
 好きな色は地味な感じの色、周囲に溶け込む感じの色が好きです(笑)」
鈴村
「昔は紫が多かったです。
 家の衣装箱が全部紫色で、何を着ても紫になってしまうという時代がありました。
 紫時代を卒業して、最近よく買っているのは青です。
 今日も着ているのですが青い服を着てしまいます」


――最後に、ファンへのメッセージをお願いいたします。

緑川
「世の中には仁のように、少し冷たい感じで接してもらえるのが
 たまらないという感じの方がいらっしゃるので、きっと喜んでいただけるのではないかと思います。
 ただ冷たいだけではなく、後ろに抱えた問題もあるので
 母性本能がきゅんきゅんするのではないかと思います。
 …僕には母性本能がないので、想像で言ってみました(笑)」
石田
「今回の主人公月城仁は、付き合ったら俺好みの女になれというタイプの人間です。
 自分好みの人間にするために、
 ただ『なれ』というだけではなく『こうしろ』『ああしろ』と言う人なので、
 滅私奉公こそが恋愛の真髄だという人にとっては、すごくお仕えし甲斐のあるキャラクターだと思います。
 そういうタイプのあなたにうってつけのお話だと思いますので、
 是非、お聞き逃がしのないようによろしくお願い致します」
鈴村
「これはグリリバCDですから僕は添え物として、添え物なりに輝いております。
 ハンバーグで言うと、ニンジンなのですが、ニンジンにだって照りがあります。
 神崎薫の照り感を感じ取りつつ、メインであるハンバーグこと
 グリリバ声の仁を楽しんでいただきたいと思っております。アデュー!」



――ありがとうございました。